2009年 06月 02日
「ロードムービー」辻村深月(講談社)
|
無力で、幼くて、純粋で、真っ直ぐだった子供たちの心の内を描いた3つのお話。
「ロードムービー」…
いじめられっ子と友達になった途端、自分がクラスからハミゴにされた子。でもそれに屈せず、友達のために「旅」に出る。
これって、歌野さんの『葉桜の季節に~』と同じ手法?それが狙い?と思ったけどそうでもないんですね。
そういう作家さんじゃないのね?
「道の先」…
進学塾でアルバイトをしている学生講師と、ちょっと問題児の女の子のお話。
子どもを表面だけで捉えちゃだめなのね。こっちの年齢を鎧にしないで、同じ目線にしゃがんで話さなきゃね。
「雪の降る道」…
心を病んだ少年を見守るけなげな少女と、その少年の再生のお話。
全体的にまるでオブラートに包んだような雰囲気で、人物像がイマイチはっきりしなくて、もう少し突っ込んでほしいなと思ったりもしました。
でもじっくりお腹に落して読むお話なんだなと、読了後思い直しました。
検索してみると、著者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフ的小説なんだそうです。
だからもやっとした?
以前からこの方の作品を読まれている人にはそうでもないそうですが…。
ならば、『冷たい校舎の~』を読まねば。
「ロードムービー」…
いじめられっ子と友達になった途端、自分がクラスからハミゴにされた子。でもそれに屈せず、友達のために「旅」に出る。
これって、歌野さんの『葉桜の季節に~』と同じ手法?それが狙い?と思ったけどそうでもないんですね。
そういう作家さんじゃないのね?
「道の先」…
進学塾でアルバイトをしている学生講師と、ちょっと問題児の女の子のお話。
子どもを表面だけで捉えちゃだめなのね。こっちの年齢を鎧にしないで、同じ目線にしゃがんで話さなきゃね。
「雪の降る道」…
心を病んだ少年を見守るけなげな少女と、その少年の再生のお話。
全体的にまるでオブラートに包んだような雰囲気で、人物像がイマイチはっきりしなくて、もう少し突っ込んでほしいなと思ったりもしました。
でもじっくりお腹に落して読むお話なんだなと、読了後思い直しました。
検索してみると、著者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフ的小説なんだそうです。
だからもやっとした?
以前からこの方の作品を読まれている人にはそうでもないそうですが…。
ならば、『冷たい校舎の~』を読まねば。
by mam-san
| 2009-06-02 15:18
| 辻村深月