2009年 10月 14日
クヒオ大佐(2009年日本)
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日本人なのに整形して(?)鼻を高くし、やや流暢な日本語をしゃべり、父はハワイ・カメハメハ大王の子孫、母はエリザベス女王と親戚とホラを吹き、米軍パイロットになりすまし、やたら「任務、任務」と口にし、女性にさりげなく近づき、逞しい姿を見せたり、ときには可愛いことをさらりと言う男。
それが結婚詐欺師のクヒオ大佐(境雅人)。本名は竹なんたらかんたら、、、だったかな?
彼のターゲットになったのは、毎日コツコツ働いてきた弁当屋の女社長しのぶ(松雪泰子)。
彼に相当のお金を貢ぐが、結婚を信じてけなげに尽くす。
彼女のほかに、博物館に勤務する女性学芸員や、銀座のホステスにも手をつけ始めたクヒオだったが、ある日、しのぶにかけた電話を彼女の弟が取り、クヒオの正体がバレることに・・・。
これ、実在の結婚詐欺師をモデルにして書かれたお話なんだそうですね。
「偽アメリカ人」と知ってて見るから、最初からもう面白くて~
ここまでよくやるよな~、とただただ感心するばかりでした。
もうね、境雅人さんのなりきり米軍パイロットが笑えるんですよ。ムフッとね。
堂々と、思いっきり背筋を伸ばして歩くところとか、たくみに言葉を操るところとか。
そしてあの腕立て伏せ。すごい!あれ、実際に境さんがやってたのかしら。早く次のシーンにしてあげてって思いましたもの(笑)
でも、ほっんとバカなんです。どっかツメが甘いというか。憎めないというか。
軍人の妻になるんだから読んでおけと渡した本が漫画でしょ。んなバカな…
それをまた素直に付箋をつけて読んでいる松雪さんが可愛い。
ひとりで弁当屋をきりもりしてきて、恋なんてする暇なかった純粋な人なんですよね。
だから、クヒオの言いなり。詐欺師であろうと初めて本気で惚れた男だったんでしょうね。
で、クヒオときたら、しのぶの弟が「そこ、youじゃなくてmeだろ」って、正体を見破ってからもまだ懲りないのよね。
そこがまたおバカさんというか、単細胞でほんとは人がいいのかも~
って、境さんが演じてるからかな。
クヒオがああなったのは辛い過去が一因だったようですし。
その反骨精神、違う方向に向かなきゃね。
でもね、ほんとにそれぞれの女性に合わせたアプローチをしていて、それは天才だなあと思います。
学芸員の女性が、「なんで私だったの?」と言うように、クヒオのやり方って、好みの女性にしか手を出さないってことかな。
銀座のホステスは一枚上手だったけど。
冒頭第一部の湾岸戦争の部分は、彼が起こした事件がちょうどその時代だったというのと、そのときの日本の立場を物語に反映させていた?
そこんところ、そういう意味合いで出してるのか私はよく理解できてません。クヒオの台詞にそのようなことがありましたが。
とにかく、
境さんと松雪さんがよかった映画でした。
最近はこの二人が出てたら観ても外れはないかな~と思える。
(TOHOシネマズ西宮OS)
それが結婚詐欺師のクヒオ大佐(境雅人)。本名は竹なんたらかんたら、、、だったかな?
彼のターゲットになったのは、毎日コツコツ働いてきた弁当屋の女社長しのぶ(松雪泰子)。
彼に相当のお金を貢ぐが、結婚を信じてけなげに尽くす。
彼女のほかに、博物館に勤務する女性学芸員や、銀座のホステスにも手をつけ始めたクヒオだったが、ある日、しのぶにかけた電話を彼女の弟が取り、クヒオの正体がバレることに・・・。
これ、実在の結婚詐欺師をモデルにして書かれたお話なんだそうですね。
「偽アメリカ人」と知ってて見るから、最初からもう面白くて~
ここまでよくやるよな~、とただただ感心するばかりでした。
もうね、境雅人さんのなりきり米軍パイロットが笑えるんですよ。ムフッとね。
堂々と、思いっきり背筋を伸ばして歩くところとか、たくみに言葉を操るところとか。
そしてあの腕立て伏せ。すごい!あれ、実際に境さんがやってたのかしら。早く次のシーンにしてあげてって思いましたもの(笑)
でも、ほっんとバカなんです。どっかツメが甘いというか。憎めないというか。
軍人の妻になるんだから読んでおけと渡した本が漫画でしょ。んなバカな…
それをまた素直に付箋をつけて読んでいる松雪さんが可愛い。
ひとりで弁当屋をきりもりしてきて、恋なんてする暇なかった純粋な人なんですよね。
だから、クヒオの言いなり。詐欺師であろうと初めて本気で惚れた男だったんでしょうね。
で、クヒオときたら、しのぶの弟が「そこ、youじゃなくてmeだろ」って、正体を見破ってからもまだ懲りないのよね。
そこがまたおバカさんというか、単細胞でほんとは人がいいのかも~
って、境さんが演じてるからかな。
クヒオがああなったのは辛い過去が一因だったようですし。
その反骨精神、違う方向に向かなきゃね。
でもね、ほんとにそれぞれの女性に合わせたアプローチをしていて、それは天才だなあと思います。
学芸員の女性が、「なんで私だったの?」と言うように、クヒオのやり方って、好みの女性にしか手を出さないってことかな。
銀座のホステスは一枚上手だったけど。
冒頭第一部の湾岸戦争の部分は、彼が起こした事件がちょうどその時代だったというのと、そのときの日本の立場を物語に反映させていた?
そこんところ、そういう意味合いで出してるのか私はよく理解できてません。クヒオの台詞にそのようなことがありましたが。
とにかく、
境さんと松雪さんがよかった映画でした。
最近はこの二人が出てたら観ても外れはないかな~と思える。
(TOHOシネマズ西宮OS)
by mam-san
| 2009-10-14 15:16
| 映画(か)