2009年 12月 09日
「あるキング」伊坂幸太郎(徳間書店)
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とある街、仙醍市にある超弱小プロ野球チームの仙醍キングスに命をかける両親の元から生まれた王救。
幼少のころから並外れた能力を発揮し、仙醍キングスの選手になるべく育てられる。リトルリーグ、中学生、、、とバッターボックスに立てばホームランか四球or死球。まさに王と呼ばれるに値する天才的センスを持った彼の人生を描いた物語。
飛ぶがごとく踊るがごとくに読み進めていく伊坂さんの小説とはちょっと違いました。
スポーツ小説でもないし、ミステリーっぽくもないし、青春群像でもないし。
高尚といえば高尚なんでしょうか、シェークスピアっぽいし(かといって、シェークスピアは読んだことないですが)。
「マクベス」を知らないからちゃんとした感想を持てないんでしょうかね・・・
「王」っていうのは孤独だし、悲しいもの?
王と生まれし者は自らの定めゆえ悩むものだし、
大きなことを成し終えた者って必ず叩かれるものだし、
となると、この王求のお話も悲劇ですかね。
王求だって平凡な夫婦の下に生まれたんだから平凡な人生のほうが幸せだったのか・・・?
史上最年少云々と讃えられている方とか、どうなんでしょう。
頂点を極めたいけど、普通の存在でありたい。平凡じゃないけど普通のひとりの人でありたい。
それが、きっと、最高の「位」かも・・・ね?
この小説の感想なんだかどうだか分からない内容になってしまいましたが、
とにかく「深い」小説、ということで。
幼少のころから並外れた能力を発揮し、仙醍キングスの選手になるべく育てられる。リトルリーグ、中学生、、、とバッターボックスに立てばホームランか四球or死球。まさに王と呼ばれるに値する天才的センスを持った彼の人生を描いた物語。
飛ぶがごとく踊るがごとくに読み進めていく伊坂さんの小説とはちょっと違いました。
スポーツ小説でもないし、ミステリーっぽくもないし、青春群像でもないし。
高尚といえば高尚なんでしょうか、シェークスピアっぽいし(かといって、シェークスピアは読んだことないですが)。
「マクベス」を知らないからちゃんとした感想を持てないんでしょうかね・・・
「王」っていうのは孤独だし、悲しいもの?
王と生まれし者は自らの定めゆえ悩むものだし、
大きなことを成し終えた者って必ず叩かれるものだし、
となると、この王求のお話も悲劇ですかね。
王求だって平凡な夫婦の下に生まれたんだから平凡な人生のほうが幸せだったのか・・・?
史上最年少云々と讃えられている方とか、どうなんでしょう。
頂点を極めたいけど、普通の存在でありたい。平凡じゃないけど普通のひとりの人でありたい。
それが、きっと、最高の「位」かも・・・ね?
この小説の感想なんだかどうだか分からない内容になってしまいましたが、
とにかく「深い」小説、ということで。
by mam-san
| 2009-12-09 14:31
| 伊坂幸太郎