2006年 03月 28日
「卒業」重松清(新潮社)
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身内や友人の「死」にまつわる4つの短編からなる。
この中から「あおげば尊し」が映画化されたということで読みたくなって借りたのだが、読み終えてみて一番心に響いたのが「まゆみのマーチ」だ。
「まゆみのマーチ」
僕の妹まゆみは歌を歌うことが大好きな女の子。だが、小学生になったとき歌うことを止められ、歌えなくなったまゆみは学校に行けなくなった。母が甘やかして育てたせいだ、そう思っていた僕だが、自分も息子をもってみて、母の思いがやっと分かった。その母が死ぬ…。
子育てって、焦らなくていいんだよ。
今なら分かる。幼かった息子が登園拒否していたとき、そのことが分かっていたな。好きってもっと言って、焦らず幼稚園に向かったのにな。
その頃にこれを読んでいたらなあ…。
「追伸」もよかった。
こういう母親でありたかったと思うし、また、母親って難しいとも思う。
私は子どもたちに何か残してやれたかなあ・・・。
この中から「あおげば尊し」が映画化されたということで読みたくなって借りたのだが、読み終えてみて一番心に響いたのが「まゆみのマーチ」だ。
「まゆみのマーチ」
僕の妹まゆみは歌を歌うことが大好きな女の子。だが、小学生になったとき歌うことを止められ、歌えなくなったまゆみは学校に行けなくなった。母が甘やかして育てたせいだ、そう思っていた僕だが、自分も息子をもってみて、母の思いがやっと分かった。その母が死ぬ…。
子育てって、焦らなくていいんだよ。
今なら分かる。幼かった息子が登園拒否していたとき、そのことが分かっていたな。好きってもっと言って、焦らず幼稚園に向かったのにな。
その頃にこれを読んでいたらなあ…。
「追伸」もよかった。
こういう母親でありたかったと思うし、また、母親って難しいとも思う。
私は子どもたちに何か残してやれたかなあ・・・。
by mam-san
| 2006-03-28 14:14
| 重松清