2006年 06月 22日
薔薇色の人生(最終話)
|
人は寝るときだけじゃなく 過去や傷にも目をつぶる
これはヨンイが恋愛に対して臆病になっているとき言ったスンイの言葉。
今の彼はそれだけ心の大きい人で、スンイに言われるまでもなく彼はそう出来る人だ。
いいカップル。ヨンイが「私はあなたより先に死ぬから、あなたは3日後に来て」と言う。彼なら実際にそうしそう。
さて、いよいよ死を迎えるスンイに話を戻して。子どもたちに自分の酷い姿を見せたくないからと、昔新婚旅行で行った田舎でソンムンと二人だけで最期のときを過ごそうとする。
けど、これはスンイにもソンムンにも子どもたちにも拷問だ。私なら最期こそ子どもたちとは一時も離れたくないと思うんだが、それを敢えて、死ぬことより辛いけど、それが死の覚悟というものなのね。
でも、せめて出来れば、ソンムンの腕に抱かれて静かに逝かせてやりたかった。
そうすれば死をただ美しいものと取られてしまうからか、このドラマでは病気と闘う姿を、これでもかというほど投げつけてくる。
最後の携帯メッセージだけは美しく…か。
どれほど苦痛を伴うものなのか私には想像できないが、ある癌患者の手記を読むと、人の足音にさえ反応し、激しい痛みに襲われるそうだ。
鎮痛剤が効かなくなったスンイに、ソンムンは代わってやることも、何もしてあげることが出来ない。そうなってしまうんだろうな。
それともうひとつ、火葬のシーン。逝くものと見送るものを隔てるあの無機質な扉のなんと非情なことよ。「もう実体はないのです」と最後通告された音のようだ。
残された者たちは、もう立ち直れないと悲しみに押し潰される。
それでも、スンイがいない生活が1年続き、残されたものの人生は続いていくのだ。
ソンムンは絶対再婚しないだろうな。
以前私が 前世で敵同士だったから夫婦になるって言ったでしょ
復讐するために また出会うって
でも そうじゃないみたい
お互い許して愛するために 夫婦として出会うのね
今頃 気づくなんて…
ソンムンにお風呂に入れてもらいながらスンイが語る。(『菊花の香り』を思い出すシーン)
ああ、スンイは神に近いところまで来てしまったからそう悟れるのか…。
私はまだ気づいてないわ(汗)
まだ敵に復讐している最中か…(笑)
とまあ、たくさん人生を学べたドラマだ。
人と人は≪お互いさま≫と、人も運命も≪受け入れ≫が大切。
みんなそういう境地になれば、嫁姑や夫婦や親子、さらには地球規模で争い事はなくなるよね。
そうなると、愛憎ドラマは生まれない…
これはヨンイが恋愛に対して臆病になっているとき言ったスンイの言葉。
今の彼はそれだけ心の大きい人で、スンイに言われるまでもなく彼はそう出来る人だ。
いいカップル。ヨンイが「私はあなたより先に死ぬから、あなたは3日後に来て」と言う。彼なら実際にそうしそう。
さて、いよいよ死を迎えるスンイに話を戻して。子どもたちに自分の酷い姿を見せたくないからと、昔新婚旅行で行った田舎でソンムンと二人だけで最期のときを過ごそうとする。
けど、これはスンイにもソンムンにも子どもたちにも拷問だ。私なら最期こそ子どもたちとは一時も離れたくないと思うんだが、それを敢えて、死ぬことより辛いけど、それが死の覚悟というものなのね。
でも、せめて出来れば、ソンムンの腕に抱かれて静かに逝かせてやりたかった。
そうすれば死をただ美しいものと取られてしまうからか、このドラマでは病気と闘う姿を、これでもかというほど投げつけてくる。
最後の携帯メッセージだけは美しく…か。
どれほど苦痛を伴うものなのか私には想像できないが、ある癌患者の手記を読むと、人の足音にさえ反応し、激しい痛みに襲われるそうだ。
鎮痛剤が効かなくなったスンイに、ソンムンは代わってやることも、何もしてあげることが出来ない。そうなってしまうんだろうな。
それともうひとつ、火葬のシーン。逝くものと見送るものを隔てるあの無機質な扉のなんと非情なことよ。「もう実体はないのです」と最後通告された音のようだ。
残された者たちは、もう立ち直れないと悲しみに押し潰される。
それでも、スンイがいない生活が1年続き、残されたものの人生は続いていくのだ。
ソンムンは絶対再婚しないだろうな。
以前私が 前世で敵同士だったから夫婦になるって言ったでしょ
復讐するために また出会うって
でも そうじゃないみたい
お互い許して愛するために 夫婦として出会うのね
今頃 気づくなんて…
ソンムンにお風呂に入れてもらいながらスンイが語る。(『菊花の香り』を思い出すシーン)
ああ、スンイは神に近いところまで来てしまったからそう悟れるのか…。
私はまだ気づいてないわ(汗)
まだ敵に復讐している最中か…(笑)
とまあ、たくさん人生を学べたドラマだ。
人と人は≪お互いさま≫と、人も運命も≪受け入れ≫が大切。
みんなそういう境地になれば、嫁姑や夫婦や親子、さらには地球規模で争い事はなくなるよね。
そうなると、愛憎ドラマは生まれない…
by mam-san
| 2006-06-22 16:00
| ドラマのこと