2007年 01月 26日
リトル・ミス・サンシャイン(2006年アメリカ)
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「負け組」否定の成功論提唱者のパパ(グレッグ・ギニア)、個性派揃いの家族のまとめ役ママ(トニー・コレット)、老人ホームを追い出されたヘロイン常習者のエログランパ(アラン・アーキン)、ニーチェに心酔し無言を通す変わり者の兄(ポール・ダノ)、ミス・コンに出場するのが夢の9歳の娘(アビゲイル・プレスリン)、ゲイの恋に破れ自殺未遂した伯父(スティーヴ・カレル)。
「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストで繰り上げ当選(?)した娘オリーヴが、カリフォルニアで開かれる決勝大会に出場することになった。ついに夢が叶うオリーヴ。家族無理矢理一致団結し総出でオンボロバスに乗り現地に向かうが…。
「リトル・ミス・サンシャイン」とはリトルガールたちのミスコンのことだったんですね。
それにオリーヴが出場!?彼女はとてもチャーミングなんだけど、おっきなメガネをかけて、おなかぷっくりの幼児体型。地区大会で2位だったようですが、1位の子が都合悪くて出場できなくて、棚からぼた餅みたいにチャンスが巡ってきたわけですよ。
パパやママも彼女の夢を壊したくないし、親の欲目もあってか、「勝つぞ~!!!」と意気込んで出掛けます。
「本当はそんなに可愛くないし…」と弱音をはくオリーヴを、エログランパは「オリーヴは、身も心も美しいよ」みたいなことを言ってしっとり激励します。
とてつもなく不良じいさんなんだけど、根はとってもいい感じ。
で、ロードムービーにはおきまりのルールで、この旅でみんな成長します。
「勝ち組」にならないとだめと言い張っていたパパも柔らかくなるし、家族もみんな嫌いだと言っていた兄もだんだん心を開いてくるし、二度目の自殺を図るんじゃないかと心配されていた伯父さんも生きることの喜びみたいなのを見つけたようだし、、、いい方向に向かって走ってます。
ただ、びっくりしたのは
エログランパがぽっくり逝っちゃうことです。
モーテルで朝目覚めなくて…。
どうせ病院側が患者を間違えて、よそのおじいさんが死んだのにこっちと勘違いしてるんでしょう、、、と思ってたのに、だから観てるほうも涙もな~んも出なかったのに、本当だったんですよ。
あれま、あっけない。
そのエログランパが残したものは、オリーヴが大会で踊るダンスの振り付け。
これも期待を裏切られたというか、、、、さぞかし大歓声があがるダンスなのかと思いきや、、、ストリップ劇場の踊りなんじゃ…???
会場はブーイングの嵐なんだけど、オリーヴは気持ちよさげに踊っているし、そのうちパパやママ、お兄ちゃん、伯父さんまでステージに上がって踊り出す。
ミスコンなんてどうでもいいじゃん、ハッピーになればそれでいいじゃん、のノリです。
最後はなんだか気持ちがスーッとして爽快な映画でした。
しかし、
オリーヴ以外の出場者たち、すごかったわ。
ばっちりメイクにしなしな歩き。親も必死です!
(シネ・リーブル梅田)
「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストで繰り上げ当選(?)した娘オリーヴが、カリフォルニアで開かれる決勝大会に出場することになった。ついに夢が叶うオリーヴ。家族無理矢理一致団結し総出でオンボロバスに乗り現地に向かうが…。
「リトル・ミス・サンシャイン」とはリトルガールたちのミスコンのことだったんですね。
それにオリーヴが出場!?彼女はとてもチャーミングなんだけど、おっきなメガネをかけて、おなかぷっくりの幼児体型。地区大会で2位だったようですが、1位の子が都合悪くて出場できなくて、棚からぼた餅みたいにチャンスが巡ってきたわけですよ。
パパやママも彼女の夢を壊したくないし、親の欲目もあってか、「勝つぞ~!!!」と意気込んで出掛けます。
「本当はそんなに可愛くないし…」と弱音をはくオリーヴを、エログランパは「オリーヴは、身も心も美しいよ」みたいなことを言ってしっとり激励します。
とてつもなく不良じいさんなんだけど、根はとってもいい感じ。
で、ロードムービーにはおきまりのルールで、この旅でみんな成長します。
「勝ち組」にならないとだめと言い張っていたパパも柔らかくなるし、家族もみんな嫌いだと言っていた兄もだんだん心を開いてくるし、二度目の自殺を図るんじゃないかと心配されていた伯父さんも生きることの喜びみたいなのを見つけたようだし、、、いい方向に向かって走ってます。
ただ、びっくりしたのは
エログランパがぽっくり逝っちゃうことです。
モーテルで朝目覚めなくて…。
どうせ病院側が患者を間違えて、よそのおじいさんが死んだのにこっちと勘違いしてるんでしょう、、、と思ってたのに、だから観てるほうも涙もな~んも出なかったのに、本当だったんですよ。
あれま、あっけない。
そのエログランパが残したものは、オリーヴが大会で踊るダンスの振り付け。
これも期待を裏切られたというか、、、、さぞかし大歓声があがるダンスなのかと思いきや、、、ストリップ劇場の踊りなんじゃ…???
会場はブーイングの嵐なんだけど、オリーヴは気持ちよさげに踊っているし、そのうちパパやママ、お兄ちゃん、伯父さんまでステージに上がって踊り出す。
ミスコンなんてどうでもいいじゃん、ハッピーになればそれでいいじゃん、のノリです。
最後はなんだか気持ちがスーッとして爽快な映画でした。
しかし、
オリーヴ以外の出場者たち、すごかったわ。
ばっちりメイクにしなしな歩き。親も必死です!
(シネ・リーブル梅田)
by mam-san
| 2007-01-26 21:14
| 映画(ら~)