2008年 09月 15日
「闇の底」薬丸岳(講談社)
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少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が首なし死体となって発見される。身勝手な欲望が産む犯行を殺人で抑止しようとする予告殺人。狂気の劇場型犯罪が日本中を巻き込んだ――。(書籍紹介文より)
かなり痛ましい内容でした。
酷い犯罪を犯した者が十数年の刑期を終えただけで社会に出てくる。
本当に罪を償い、更生したかもしれないが、遺族にとってはどうでしょう。
「天使のナイフ」でもそうでしたが、こちらもかなり痛かったです。
妹を殺された経験を持つ長瀬刑事も、生身の人間。
彼の心の葛藤はどれほどだったか。
そして、この猟奇的な犯罪を続ける犯人の男。
歪んでいるのですが、これも彼の償いでしょうか。
私は後半まで犯人が誰であるか読めなかったのですが、
「あの人であってほしくない」
の思いでずっときて、
ある描写で「あれ?」と気づき、
でも最後はああなるとは、衝撃でした。
ほんとにもう痛いとしか言いようがない話でした。
でも小説として読み応えありました。
かなり痛ましい内容でした。
酷い犯罪を犯した者が十数年の刑期を終えただけで社会に出てくる。
本当に罪を償い、更生したかもしれないが、遺族にとってはどうでしょう。
「天使のナイフ」でもそうでしたが、こちらもかなり痛かったです。
妹を殺された経験を持つ長瀬刑事も、生身の人間。
彼の心の葛藤はどれほどだったか。
そして、この猟奇的な犯罪を続ける犯人の男。
歪んでいるのですが、これも彼の償いでしょうか。
私は後半まで犯人が誰であるか読めなかったのですが、
「あの人であってほしくない」
の思いでずっときて、
ある描写で「あれ?」と気づき、
でも最後はああなるとは、衝撃でした。
ほんとにもう痛いとしか言いようがない話でした。
でも小説として読み応えありました。
by mam-san
| 2008-09-15 16:39
| (や行の作家・他)