2008年 11月 26日
この自由な世界で(2007年イギリス=イタリア=ドイツ=スペイン)
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ロンドン。一人息子を両親に預けて職業紹介所で働くアンジー。息子と一緒に暮らすためがんばってきたのに、突然解雇を言い渡される。
このままでは引き下がれないアンジーは友人のローズと二人で職業紹介所を立ち上げる。
なんとか軌道に乗せようと、斡旋先や、労働者たちの間に立って奮闘する。
ところが、斡旋先の賃金未払いが元でアンジーの信用が揺らぐ。
行き詰った彼女は不法な斡旋に手をつけてしまう。
ケン・ローチ監督です。
気楽に観れないだろうなと予想した通り、重かったですね。
ラストはすっきりしなかったです。シリアスでシビアでリアルで。
日本で、幸い平穏に暮らしているからか、このアンジーのハングリーさにはついていけません。
これが母親として堂々と見せられる姿なのかなとか。
そりゃ、自分で仕事を始めたときは、何から何まで自分で動いて、外国人への仕事の斡旋だからいろいろ無理なことも出来てくるけど、それもスパッと割り切ってだめなものはだめとビジネスに徹するあたり、すごいなあと思います。
そんな男っぷりなところもあれば、不法滞在者家族を気にかけたりとか、情にあついところもあるし、一人息子を預けている両親にはなんとか自分の立派な姿を見せようとがんばってるし、そのへんは共感もできるのですが…。
でもね、ほんとにちゃんと息子を見てるの?って、あの両親目線で見てしまいます。
息子と過ごす夜に、ああゆう過激な映画を一緒に見て、息子にピザを取りに行かす。やっぱり自分の常識とは温度差があるなあって。
そんなにしゃかりきになってお金を稼ごうとせず、もう少し地道に働くことはできないのかなとか。
「サラエボの花」のシングルマザーだって地道に一生懸命だったよね。
でもまあ、社会情勢とかいろいろあるから、そうやってしたたかに生きてかないとだめなんでしょうね。
ラストの開き直り的な姿にはまぶしささえも感じられたりして…。
It's A Free World...
アンジーにとっては「とらわれのない世界」なのかな?
で、ジェイミーとは一緒に暮らせるようになったのかしら。
(梅田ガーデンシネマ)
(余談)
ケン・ローチ監督といえば、過去にはロバート・カーライルが出演していた作品をよく観てました。「リフ・ラフ」とか好きでした。最近はあまり彼の出演作を観てませんが、前は好きでした。
このままでは引き下がれないアンジーは友人のローズと二人で職業紹介所を立ち上げる。
なんとか軌道に乗せようと、斡旋先や、労働者たちの間に立って奮闘する。
ところが、斡旋先の賃金未払いが元でアンジーの信用が揺らぐ。
行き詰った彼女は不法な斡旋に手をつけてしまう。
ケン・ローチ監督です。
気楽に観れないだろうなと予想した通り、重かったですね。
ラストはすっきりしなかったです。シリアスでシビアでリアルで。
日本で、幸い平穏に暮らしているからか、このアンジーのハングリーさにはついていけません。
これが母親として堂々と見せられる姿なのかなとか。
そりゃ、自分で仕事を始めたときは、何から何まで自分で動いて、外国人への仕事の斡旋だからいろいろ無理なことも出来てくるけど、それもスパッと割り切ってだめなものはだめとビジネスに徹するあたり、すごいなあと思います。
そんな男っぷりなところもあれば、不法滞在者家族を気にかけたりとか、情にあついところもあるし、一人息子を預けている両親にはなんとか自分の立派な姿を見せようとがんばってるし、そのへんは共感もできるのですが…。
でもね、ほんとにちゃんと息子を見てるの?って、あの両親目線で見てしまいます。
息子と過ごす夜に、ああゆう過激な映画を一緒に見て、息子にピザを取りに行かす。やっぱり自分の常識とは温度差があるなあって。
そんなにしゃかりきになってお金を稼ごうとせず、もう少し地道に働くことはできないのかなとか。
「サラエボの花」のシングルマザーだって地道に一生懸命だったよね。
でもまあ、社会情勢とかいろいろあるから、そうやってしたたかに生きてかないとだめなんでしょうね。
ラストの開き直り的な姿にはまぶしささえも感じられたりして…。
It's A Free World...
アンジーにとっては「とらわれのない世界」なのかな?
で、ジェイミーとは一緒に暮らせるようになったのかしら。
(梅田ガーデンシネマ)
(余談)
ケン・ローチ監督といえば、過去にはロバート・カーライルが出演していた作品をよく観てました。「リフ・ラフ」とか好きでした。最近はあまり彼の出演作を観てませんが、前は好きでした。
by mam-san
| 2008-11-26 16:34
| 映画(か)