2007年 05月 30日
幼稚舎から大学まである私立の学園でのお話。
学園のカリスマである園長が病に倒れるや、生徒たちは涙しながら賛美歌を歌う、、という(凡人には)その状況を受け入れ難い雰囲気(!)の学びの園。
そこにはひとつの伝説がある。
選ばれし生徒にだけ「赤い手紙」が届くと。その手紙を受け取った者は、学園のどこかの秘密の場所へ行くことができ、バラ色の生活を送ることができる。ただそのことを他の誰かにしゃべってはいけない。
実際にそんな手紙が存在するのかどうか分からないが、みな密かにそれを待ち焦がれている。
ある日、人気者の編入生・岩崎恭は、いたずら心で赤いラブレターを2人の女性徒に出す。
1人は美人で活発な真衣、もう1人は絵の才能があるが苛めを受けている木綿子。
退屈な学園生活に恭は気紛れな風をおこす。
恭と真衣、恭と木綿子、そして美術教師の磯貝と真衣。
この関係が波紋といえば波紋となる学園物語だ。
謎のパーシモンレッドの手紙(赤い手紙)が学園の七不思議のような存在で、ちょっとミステリーっぽい含みもある。
でも殺人事件とかそういうのはない。ただの恋愛ものでもない。青春というにはちょっと爽やかさに欠けるし…。
いろんなことを通して今の自分より少し状況が変わり新しいことに向かっていける、というふうな話だった。
ただ、最後までカリスマ園長を慕う生徒たちの姿には引いていた。園長自身のことがあまり出てこなかったので「特別出演」的にカリスマと言われてもどうカリスマなのか・・・。それも学園七不思議でいいのか。
あ、結局「赤い手紙」は結論出ず。
初めて出会う作家さんだ。荒野と書いて「あれの」と読むそうだ。
新聞の書評で知って借りてみた。
まあ立ち止まることなくすらすら読めた。
次は『森のなかのママ』だ。
学園のカリスマである園長が病に倒れるや、生徒たちは涙しながら賛美歌を歌う、、という(凡人には)その状況を受け入れ難い雰囲気(!)の学びの園。
そこにはひとつの伝説がある。
選ばれし生徒にだけ「赤い手紙」が届くと。その手紙を受け取った者は、学園のどこかの秘密の場所へ行くことができ、バラ色の生活を送ることができる。ただそのことを他の誰かにしゃべってはいけない。
実際にそんな手紙が存在するのかどうか分からないが、みな密かにそれを待ち焦がれている。
ある日、人気者の編入生・岩崎恭は、いたずら心で赤いラブレターを2人の女性徒に出す。
1人は美人で活発な真衣、もう1人は絵の才能があるが苛めを受けている木綿子。
退屈な学園生活に恭は気紛れな風をおこす。
恭と真衣、恭と木綿子、そして美術教師の磯貝と真衣。
この関係が波紋といえば波紋となる学園物語だ。
謎のパーシモンレッドの手紙(赤い手紙)が学園の七不思議のような存在で、ちょっとミステリーっぽい含みもある。
でも殺人事件とかそういうのはない。ただの恋愛ものでもない。青春というにはちょっと爽やかさに欠けるし…。
いろんなことを通して今の自分より少し状況が変わり新しいことに向かっていける、というふうな話だった。
ただ、最後までカリスマ園長を慕う生徒たちの姿には引いていた。園長自身のことがあまり出てこなかったので「特別出演」的にカリスマと言われてもどうカリスマなのか・・・。それも学園七不思議でいいのか。
あ、結局「赤い手紙」は結論出ず。
初めて出会う作家さんだ。荒野と書いて「あれの」と読むそうだ。
新聞の書評で知って借りてみた。
まあ立ち止まることなくすらすら読めた。
次は『森のなかのママ』だ。
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by mam-san
| 2007-05-30 11:36
| (あ行の作家・他)