2010年 01月 15日
「無理」奥田英朗(文藝春秋)
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(「BOOK」データベースより)
合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。
分厚い本でした。他にも借りた本があったので思わず「無理・・・」とつぶやいた本です。
で、やっと読了し、感想は、、、
みんな救いようがないです。
あれやこれや抱えているものが膨れ上がって、まあそもそも自分自身が招いてしまった事なのですが、これ以上無理~となったところでのあの結末・・・。
なんだかすっきりしません。
結局はみんなどうなるんだろう~と想像するだけで、今以上に気分が重くなります。
そもそも、ゆめの市というのが悪因縁を生み出す街みたいで、あそこでは今後も明るい未来はないように思われます。
そのゆめの市に住み、とんだ状況に追い込まれた彼らのブラックホールみたいなのが最後のあれですね。
み~んな吸い寄せられるように落ちていっちゃうんですもの。
読了したらどっと疲れが・・・。
でも、どうしようもなくなってしまったとき、もう何でもいいからこの状態を終わりにしてほしい、と願ってしまうことありますよね。そんなことあっては困るし、それに、そうそうないですけど~
合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。
分厚い本でした。他にも借りた本があったので思わず「無理・・・」とつぶやいた本です。
で、やっと読了し、感想は、、、
みんな救いようがないです。
あれやこれや抱えているものが膨れ上がって、まあそもそも自分自身が招いてしまった事なのですが、これ以上無理~となったところでのあの結末・・・。
なんだかすっきりしません。
結局はみんなどうなるんだろう~と想像するだけで、今以上に気分が重くなります。
そもそも、ゆめの市というのが悪因縁を生み出す街みたいで、あそこでは今後も明るい未来はないように思われます。
そのゆめの市に住み、とんだ状況に追い込まれた彼らのブラックホールみたいなのが最後のあれですね。
み~んな吸い寄せられるように落ちていっちゃうんですもの。
読了したらどっと疲れが・・・。
でも、どうしようもなくなってしまったとき、もう何でもいいからこの状態を終わりにしてほしい、と願ってしまうことありますよね。そんなことあっては困るし、それに、そうそうないですけど~
by mam-san
| 2010-01-15 17:49
| 奥田英朗