2006年 12月 23日
「暗いところで待ち合わせ」乙一(幻冬舎文庫)
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目が見えないミチルは父を亡くした後、ひとりで暮らしている。
ある朝、駅のホームで転落事件が起こった。
その容疑者として警察に追われているアキヒロが、ミチルの家に隠れ潜んだ。
他人の気配におびえながらも警察に通報しないミチル。彼女の生活に介入することなくただひっそりと居間の隅に佇むアキヒロ。
二人の奇妙な共同生活が続く・・・。
映画はすでに鑑賞済みです。
原作を読むと、自然に田中麗奈さんとチェン・ボーリンが浮かんできます。
映画も原作も期待を裏切らないです。
映画のアキヒロの設定とは違いますが、彼の孤独な性格は本のほうがよく理解できたかも。
そして、ミチルとアキヒロの微妙な心の変化も、映画だと観る側の想像だったりしますが、本のほうが深く描かれています。
事件の瞬間のフラッシュバックも映画のほうが「疑惑」を引き摺り、よりサスペンス色を出していたようです。
ラストの「真相部分」もやはり映画のほうが劇的に演出したようですね。
だから原作のほうがより静かで彼らの心模様をじっくり見ることができます。
映画にはなかったストーブのシーンもよかったですね。
でも映画も土鍋のシーンだけで十分伝わりました。
さくさく読めてほぼ一日あれば読了できます。
お正月、だらだらとつけているテレビを消して読書でもいかが?
ある朝、駅のホームで転落事件が起こった。
その容疑者として警察に追われているアキヒロが、ミチルの家に隠れ潜んだ。
他人の気配におびえながらも警察に通報しないミチル。彼女の生活に介入することなくただひっそりと居間の隅に佇むアキヒロ。
二人の奇妙な共同生活が続く・・・。
映画はすでに鑑賞済みです。
原作を読むと、自然に田中麗奈さんとチェン・ボーリンが浮かんできます。
映画も原作も期待を裏切らないです。
映画のアキヒロの設定とは違いますが、彼の孤独な性格は本のほうがよく理解できたかも。
そして、ミチルとアキヒロの微妙な心の変化も、映画だと観る側の想像だったりしますが、本のほうが深く描かれています。
事件の瞬間のフラッシュバックも映画のほうが「疑惑」を引き摺り、よりサスペンス色を出していたようです。
ラストの「真相部分」もやはり映画のほうが劇的に演出したようですね。
だから原作のほうがより静かで彼らの心模様をじっくり見ることができます。
映画にはなかったストーブのシーンもよかったですね。
でも映画も土鍋のシーンだけで十分伝わりました。
さくさく読めてほぼ一日あれば読了できます。
お正月、だらだらとつけているテレビを消して読書でもいかが?
by mam-san
| 2006-12-23 17:47
| (あ行の作家・他)