2008年 02月 29日
「死神の精度」伊坂幸太郎(文春文庫)
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映画化ということで文庫本が出たのかな?
人間の死に可否の判断を下す仕事をする死神のお話。
「千葉」は死神。情報部が選んだ対象者を1週間調査し、死ぬにふさわしいかどうか決める。
「可」と出ればその対象者は次の日死が実行される。
彼が仕事をするときはきまって雨が降る。
ミュージックをこよなく愛するが、人の死には全く興味がない。
クールで、どこかズレてる。
味覚はゼロ。
殴られても痛くない、死なない。
彼に素手で触れられると気絶する。
・・・などなどが死神「千葉」の特徴。
ちょっとおかしくて、ちょっとせつない、「千葉」のこれまでのお仕事6つを描いた連作短編集。
最初のお話で「案外人情的?」と思わせておいて、「やっぱり死神だ~」の展開!?
6つの事例(!)は全く別物だけど、ちょっとどこかでつながってたりもします。そこが期待通りで満足でききます。
最後のお話は、「ここで出たか~」ですね。
この死神と対象者の会話がちょっとちぐはぐで、それも面白いです。
なにせ人間界のことはロクに学んでないくせに、堂々と人間に混じってるんですから。「空気読めない」行動・言動多数。
私のお気に入りは、ヤクザの藤田さんのお話「死神と藤田」。男気があってスカッとします。
「恋愛で死神」もいいですね。彼の素顔が見たいね。
どのお話もすっきり読めてエンターテイメント性ばっちりです。
人間の死に可否の判断を下す仕事をする死神のお話。
「千葉」は死神。情報部が選んだ対象者を1週間調査し、死ぬにふさわしいかどうか決める。
「可」と出ればその対象者は次の日死が実行される。
彼が仕事をするときはきまって雨が降る。
ミュージックをこよなく愛するが、人の死には全く興味がない。
クールで、どこかズレてる。
味覚はゼロ。
殴られても痛くない、死なない。
彼に素手で触れられると気絶する。
・・・などなどが死神「千葉」の特徴。
ちょっとおかしくて、ちょっとせつない、「千葉」のこれまでのお仕事6つを描いた連作短編集。
最初のお話で「案外人情的?」と思わせておいて、「やっぱり死神だ~」の展開!?
6つの事例(!)は全く別物だけど、ちょっとどこかでつながってたりもします。そこが期待通りで満足でききます。
最後のお話は、「ここで出たか~」ですね。
この死神と対象者の会話がちょっとちぐはぐで、それも面白いです。
なにせ人間界のことはロクに学んでないくせに、堂々と人間に混じってるんですから。「空気読めない」行動・言動多数。
私のお気に入りは、ヤクザの藤田さんのお話「死神と藤田」。男気があってスカッとします。
「恋愛で死神」もいいですね。彼の素顔が見たいね。
どのお話もすっきり読めてエンターテイメント性ばっちりです。
by mam-san
| 2008-02-29 21:47
| 伊坂幸太郎