2008年 08月 05日
「片眼の猿」道尾秀介(新潮社)
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三梨は、自分の特技を生かした盗聴専門の探偵。
今回のクライアントは楽器屋さん。ライバル会社が楽器デザインを盗用している疑いがあるので、その証拠を掴むべく「聞き耳を立てて」張り込んでいる。
ある日、偶然にも漏れ聞こえた話から、三梨はひとりの奇妙な噂の女・冬絵を雇うことにした。
ところが、彼女とコンビを組んで仕事を始めるうち、ライバル会社での殺人事件を「目撃」してしまう…。
単純な私は、どうやら、表紙の「猿」に惑わされ(?)、とんでもない「絵」をイメージしてしまったみたい…。
三梨も冬絵も、だから大きいヘッドフォン、サングラスと…。
そのまんま読み進めていって、しっかり肩透かしをくらいました(笑)
そういう目で読んでいくと、「これはファンタジーか…」とも思えるし、かつて流行った海外ドラマ「ツイン・ピークス」みたいな世界にも思えるし、なんとなく不思議ちゃん路線を突っ走ってました。
下町長屋の住人風のローズ・フラットの住人たちは、強い個性の持ち主だとは思ってましたが、そういう形だったとは。
そう、それぞれの「個性」なんですよね。
それをお互いどう受け入れるか。
それが言いたかったことですかね。
そういうことが前面に出ていたので、殺人事件はおまけということで…。
このメンバーでそれぞれの特性を生かして新たな事件を解決・・・とか、それはないんでしょうか?
(余談)
知り合いのご夫婦から聞いたもう何年も前の話です。ダンナさんが運転するのですが、左腕を骨折していたので、(マニュアル車の)ギアチェンジのときには、助手席に乗った奥さんがレバーを2とか3、4と入れるのです。それもダンナさんが踏むクラッチベダルと息を合わせて。
すごいなあと思ったものです。
それと同じ感覚?双子の運転・・・
今回のクライアントは楽器屋さん。ライバル会社が楽器デザインを盗用している疑いがあるので、その証拠を掴むべく「聞き耳を立てて」張り込んでいる。
ある日、偶然にも漏れ聞こえた話から、三梨はひとりの奇妙な噂の女・冬絵を雇うことにした。
ところが、彼女とコンビを組んで仕事を始めるうち、ライバル会社での殺人事件を「目撃」してしまう…。
単純な私は、どうやら、表紙の「猿」に惑わされ(?)、とんでもない「絵」をイメージしてしまったみたい…。
三梨も冬絵も、だから大きいヘッドフォン、サングラスと…。
そのまんま読み進めていって、しっかり肩透かしをくらいました(笑)
そういう目で読んでいくと、「これはファンタジーか…」とも思えるし、かつて流行った海外ドラマ「ツイン・ピークス」みたいな世界にも思えるし、なんとなく不思議ちゃん路線を突っ走ってました。
下町長屋の住人風のローズ・フラットの住人たちは、強い個性の持ち主だとは思ってましたが、そういう形だったとは。
そう、それぞれの「個性」なんですよね。
それをお互いどう受け入れるか。
それが言いたかったことですかね。
そういうことが前面に出ていたので、殺人事件はおまけということで…。
このメンバーでそれぞれの特性を生かして新たな事件を解決・・・とか、それはないんでしょうか?
(余談)
知り合いのご夫婦から聞いたもう何年も前の話です。ダンナさんが運転するのですが、左腕を骨折していたので、(マニュアル車の)ギアチェンジのときには、助手席に乗った奥さんがレバーを2とか3、4と入れるのです。それもダンナさんが踏むクラッチベダルと息を合わせて。
すごいなあと思ったものです。
それと同じ感覚?双子の運転・・・
by mam-san
| 2008-08-05 16:00
| 道尾秀介