2008年 11月 17日
「クローズド・ノート」雫井脩介(角川書店)
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香恵は大学生。
どこか天然な香恵だが小学校の先生になりたいと思ってる。サークルでマンドリンをやっていて、バイトは文具店。
ある日、香恵が住む部屋のクローゼットに、前の住人のものと思われる1冊のノートを発見する。
そのノートには、持ち主と思われる伊吹先生の、教員生活と恋の悩みが書かれていた。
香恵は、いきいきと描かれる伊吹先生の姿に共感する。
そして、文具店に万年筆を買いに来たイラストレーターの青年に恋をした香恵は、伊吹先生の日記に後押しされるように前向きになっていく…。
映画は見ていないので自分のイメージでどんどん読んでいきました。
伊吹先生の日記から広がる世界は、香恵じゃないけど引き込まれましたね。
あんな先生に受け持ってもらったら子どもたちも幸せでしょうね。
君江ちゃんのエピソードのところは、心に残る言葉を書き留めながら読んでいきましたもの。
なぜこんなにも心に響くのかと思えば、これは著者の実のお姉さんがモデルだそうで。
あとがきでそれを知ってますます感動しました。
そして、香恵が恋心を抱く石飛さん。
伊吹先生の恋と同時進行しているような気持ちになります。
がんばれ香恵ちゃん、がんばれ伊吹先生、ですよね。
ちょっと切なく、でも爽やかで…。
私は最初にノートが出てきたところから、なんとなく時空間が交差するような、映画「イルマーレ」的な設定を想像しましたが、そういうファンタジーじゃありませんでした。
なかなか実際の伊吹先生に会えないので、香恵と同じようにワクワクしましたが・・・。
予想はつきますが、ドンデン返しみたいなものでもなく、割りにすんなり受け入れられました。
ノートに挟まっていた一枚の葉が、心地よい風にふわりと乗っていってしまうような、そんな感じでした。
とてもよかった・・・。
どこか天然な香恵だが小学校の先生になりたいと思ってる。サークルでマンドリンをやっていて、バイトは文具店。
ある日、香恵が住む部屋のクローゼットに、前の住人のものと思われる1冊のノートを発見する。
そのノートには、持ち主と思われる伊吹先生の、教員生活と恋の悩みが書かれていた。
香恵は、いきいきと描かれる伊吹先生の姿に共感する。
そして、文具店に万年筆を買いに来たイラストレーターの青年に恋をした香恵は、伊吹先生の日記に後押しされるように前向きになっていく…。
映画は見ていないので自分のイメージでどんどん読んでいきました。
伊吹先生の日記から広がる世界は、香恵じゃないけど引き込まれましたね。
あんな先生に受け持ってもらったら子どもたちも幸せでしょうね。
君江ちゃんのエピソードのところは、心に残る言葉を書き留めながら読んでいきましたもの。
なぜこんなにも心に響くのかと思えば、これは著者の実のお姉さんがモデルだそうで。
あとがきでそれを知ってますます感動しました。
そして、香恵が恋心を抱く石飛さん。
伊吹先生の恋と同時進行しているような気持ちになります。
がんばれ香恵ちゃん、がんばれ伊吹先生、ですよね。
ちょっと切なく、でも爽やかで…。
私は最初にノートが出てきたところから、なんとなく時空間が交差するような、映画「イルマーレ」的な設定を想像しましたが、そういうファンタジーじゃありませんでした。
なかなか実際の伊吹先生に会えないので、香恵と同じようにワクワクしましたが・・・。
予想はつきますが、ドンデン返しみたいなものでもなく、割りにすんなり受け入れられました。
ノートに挟まっていた一枚の葉が、心地よい風にふわりと乗っていってしまうような、そんな感じでした。
とてもよかった・・・。
by mam-san
| 2008-11-17 16:45
| (さ行の作家・他)