2009年 02月 21日
「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」成井豊(ポプラ社)
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根室は40を過ぎた独身の脚本家。
クリスマスも迫った夜、美人秘書・真知子に、ようやく胸の内を告白しようとしていた。
ところがそこに、突然現れたのは14年前に別れた娘・いぶきだった。
19歳になった娘はひとり父親に会いに来たのだった。
そして「読んで」と根室に渡したのは、彼女が初めて書いた小説だった。
14年ぶりの親子の感動の再会だったはずが・・・。
演劇集団キャラメルボックス2008年クリスマスツアー公演の原作。
キャラメルボックスの舞台は2度だけ観たことあって、そのどちらもよかったので、それ以来いつもどんなお話をやるのかチェックはしてました。
今回のお話のは観に行きたいと思ってたのですが断念した分です。
ここは舞台ならどうやるんだろうなと想像しながら、楽しみながら読んでいけました。
だから全く飽きず、なんと4時間で読了。
離婚して、5歳の娘と離れ離れになってしまった根室ですが、
仕事の関係でほぼ主夫として子育てをしてきた当時の様子とか、
読んでいてとても伝わるものがありました。
子供は、五歳までに、親孝行を済ませる。親はその五年間で、たくさんの喜びを子供からもらう。だから、その後、どんなに苦労させられても、文句を言ってはいけない。
だとか。
それだけ愛情を注いでいたいぶきとの再会。
それが、実は・・・、と途中からちょっとミステリーっぽくなって、突然SFか?ともなって。
いぶきとの関係だけでなく、真知子との仲もどうなるのかな~という期待、そして彼と同じ事務所で仕事をする砂川のキャラ、もちろん脚本家ってどんなもの?という関心も含め楽しめました。
最後までワクワク感と、ホロリとする場面もあり、ほんとにあっという間に読めました。
やっぱり舞台も観たかったなあ・・・
クリスマスも迫った夜、美人秘書・真知子に、ようやく胸の内を告白しようとしていた。
ところがそこに、突然現れたのは14年前に別れた娘・いぶきだった。
19歳になった娘はひとり父親に会いに来たのだった。
そして「読んで」と根室に渡したのは、彼女が初めて書いた小説だった。
14年ぶりの親子の感動の再会だったはずが・・・。
演劇集団キャラメルボックス2008年クリスマスツアー公演の原作。
キャラメルボックスの舞台は2度だけ観たことあって、そのどちらもよかったので、それ以来いつもどんなお話をやるのかチェックはしてました。
今回のお話のは観に行きたいと思ってたのですが断念した分です。
ここは舞台ならどうやるんだろうなと想像しながら、楽しみながら読んでいけました。
だから全く飽きず、なんと4時間で読了。
離婚して、5歳の娘と離れ離れになってしまった根室ですが、
仕事の関係でほぼ主夫として子育てをしてきた当時の様子とか、
読んでいてとても伝わるものがありました。
子供は、五歳までに、親孝行を済ませる。親はその五年間で、たくさんの喜びを子供からもらう。だから、その後、どんなに苦労させられても、文句を言ってはいけない。
だとか。
それだけ愛情を注いでいたいぶきとの再会。
それが、実は・・・、と途中からちょっとミステリーっぽくなって、突然SFか?ともなって。
いぶきとの関係だけでなく、真知子との仲もどうなるのかな~という期待、そして彼と同じ事務所で仕事をする砂川のキャラ、もちろん脚本家ってどんなもの?という関心も含め楽しめました。
最後までワクワク感と、ホロリとする場面もあり、ほんとにあっという間に読めました。
やっぱり舞台も観たかったなあ・・・
by mam-san
| 2009-02-21 17:19
| (な行の作家)